私たちの望むものは 音楽舎春

岡林信康 私たちの望むものは 音楽舎春歌詞
1.今日をこえて


2.自由への長い旅

作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

いつのまにかわたしが
わたしでないような
枯葉が風に舞うように
小舟がただようように
わたしがもう一度
わたしになるために
育ててくれた世界に
別れを告げて旅立つ
信じたいために疑いつづける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も

この道がどこを
通るのか知らない
知っているのはたどりつく
ところがあることだけ
そこがどこになるのか
そこで何があるのか
わからないままひとりで
別れを告げて旅立つ
信じたいために疑いつづける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も


3.おまわりさんに捧げる唄


4.性と文化の革命


5.それで自由になったのかい


6.チューリップのアップリケ

作詞:岡林信康・大谷あや子
作曲:岡林信康

うちがなんぼ早よ 起きても
お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる
あんまりうちのこと かもてくれはらへん
うちのお母ちゃん 何処に行ってしもたのん
うちの服を 早よう持ってきてか
前は学校へ そっと逢いにきてくれたのに
もうおじいちゃんが 死んださかいに
誰もお母ちゃん 怒らはらへんで
早よう帰って来てか
スカートがほしいさかいに
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし

うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで
毎日靴を トントンたたいてはる
あんな一生懸命 働いてはるのに
なんでうちの家 いつも金がないんやろ
みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや
そやで お母ちゃん 家を出て行かはった
おじいちゃんに お金の事で
いつも大きな声で 怒られてはったもん
みんな貧乏のせいや
お母ちゃん ちっとも悪うない
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし


7.山谷ブルース

作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

今日の仕事はつらかった
あとは焼酎をあおるだけ
どうせ どうせ山谷のドサずまい
ほかにやる事ありゃしねぇ

一人酒場で飲む酒に
かえらぬ昔がなつかしい
泣いて 泣いてみたってなんになる
今じゃ山谷がふるさとよ

工事終ればそれっきり
お払い箱のおれ達さ
いいさ いいさ山谷の立ちん坊
世間うらんで何になる

人は山谷を悪く言う
だけどおれ達いなくなりゃ
ビルも ビルも道路も出来ゃしねえ
誰も分かっちゃくれねぇか

だけどおれ達ゃ泣かないぜ
はたらくおれ達の世の中が
きっと きっと来るさそのうちに
その日にゃ泣こうぜ うれし泣き


8.お父帰れや


9.NHKに捧げる唄


10.私たちの望むものは

作詞:岡林信康
作曲:岡林信康

私たちの望むものは 生きる苦しみではなく
私たちの望むものは 生きる喜びなのだ

私たちの望むものは 社会のための 私ではなく
私たちの望むものは 私たちのための 社会なのだ

私たちの望むものは 与えられることではなく
私たちの望むものは 奪いとることなのだ

私たちの望むものは あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは あなたと生きることなのだ

今ある不幸に とどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは くりかえすことではなく
私たちの望むものは たえず変わってゆく ことなのだ

私たちの望むものは 決して私たちではなく
私たちの望むものは 私でありつづける ことなのだ

今ある不幸に とどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは 生きる喜びではなく
私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ

私たちの望むものは あなたと 生きることではなく
私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ

今ある不幸に とどまってはならない
まだ見ぬ幸せに 今跳び立つのだ

私たちの望むものは
私たちの望むものは…


11.ラブ・ゼネレーション


12.今日をこえて